/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 建物賃貸借契約が更新された後の保証人の責任 マンション等の賃貸借の保証人の責任は、当初の賃貸借契約期間の更新後も続くのか?という問題について、最高裁平成9年11月13日判決(平成6年(オ)1883号)は、以下のようにこれを原則として肯定しました。 建物の賃貸借は・ […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 通常損耗の原状回復 賃貸借契約が終了し、賃借人が賃貸人に対し賃借物(貸室等)を明け渡すに際しては、賃借物を原状に復する義務があります。これについて新民法は 第六百二十一条 賃借人は、賃借物を受け取った後にこれに生じた損傷(通常の使用及び収益 […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 借地権割合 借地権の価格は、一般に、更地価格×借地権割合 により求められます。 地域ごとの標準的な借地権割合は、国税庁発表の路線価図にA(90%)~G(30%)の割合として示されていて、各種取引や不動産鑑定において借地権割合を算定す […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 レンタブル比 建築物の収益性に関する指標の1つに、レンタブル比があります。 これは、一般的には(例えば賃貸用物件であれば)計画建築物の (賃貸予定面積)÷(延べ面積) で算出される値(単位:%)とされます。賃貸予定面積は、賃借人が排他 […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 差額の利息は年1割 地代や家賃の増減額請求を受けた場合、請求を受けた側は、受けた請求が正当であると考えた場合には、無駄に解決を引き延ばさないことが大切です。借地借家法には、年1割の利息の規定があるからです。 第十一条 2 地代等の増額・・の […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 事実たる慣習 借地契約に更新料支払の義務が定められていない場合でも、借地人は契約更新に際し更新料を支払わなければならないか? という問題に関しては、その地域にそのような慣習があるか? が問題解決のカギとなります。 民法92条は、慣習に […]
/ 最終更新日時 : 弁護士 伊 東 元(第一東京弁護士会) 借地借家のお話 木造をRC造・鉄骨造に建替えるときの承諾料 借地契約で、増改築には地主の承諾を要する旨が定められていて、しかも借地契約の目的が非堅固(木造)建物所有とされている場合において、借地人が現存の木造建物をRC造・鉄骨造等の建物(堅固建物)に改築しようとしているのに地主が […]